碧海りさ（おうみりさ）

スカートの裾を軽く引っ張られたり、自転車での坂道を目に見えない誰かが押してくれる感覚があったり、
道端に咲いている花に話しかけたりと、それらが日常だった幼少期。

カトリック幼稚園だった為、キリストやマリア様、天使など近くに感じながら、ミサでは祈りを捧げ続けていた。

信仰心の強い両親のもと育ち、神様、仏様、龍神様、ご神託、自動書記…それらの言葉も、とても身近なものであった。
また、親・兄弟が不思議な事を言うのは日常茶飯事。
 

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高校生になる頃から、正夢を見始める。
始めうちは、次の日に会う人だったり、目にするもの、出来事だったが、
時には亡くなった祖父だったりする事もあった。

そのうち、人の身体の不調だったりが視えるようになり、
見てはいけないものを見てしまった気がし、怖くなり、この感覚を完全に閉じる。

完全にスピリチュアルから離れ、年齢を重ねたある頃、自律神経失調症、過呼吸、脱毛などに陥り、引きこもりがちになる。